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第17回柿衞賞に青木亮人氏

柿衞文庫は40歳未満の新進俳文学研究者に贈る「柿衞賞」の第17回受賞者に同志社大学院生の青木亮人氏(京都市在住)を選びました。

受賞対象研究は「天然ノ秩序」の「連想」-正岡子規と心理学-」。子規にとって独自の意義をもつ「連想」について、当時の哲学書、心理学書などから子規がどのようにそれを得てきたかを考察。膨大な近代文献から、子規の写生論と同時代の心理学の理念に基づいて解明することを試みた論であり、写生論に新しい視点を切り開いたことなどが評価されました。

表彰式は6月8日午後1時30分から柿衞文庫で。記念講演として、青木氏が「西洋と俳句の衝突-明治心理学と正岡子規」を、柿衞賞選考委員・和田克司氏が「正岡子規-その学びの時代について」と題してそれぞれ講演します。聴講無料。また、当日午前10時から山中宗鹿社中による呈茶も行います。


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