俳優・清水綋治の朗読であじわう「芭蕉・おくのほそ道」(10月26日開催)
1984年11月3日に開館した柿衞文庫は、本年開館30年を迎えます。奇しくも芭蕉生誕370年ともなりますので、「芭蕉ー30年間の新出作品を中心に」と題する記念展覧会を開催することとなりました。この30年間に、当文庫はさまざまな特色ある活動を展開してきましたが、なかでも「俳句朗読会」は「ことば文化都市」を標榜する伊丹市にふさわしい、当文庫ならではの催しと自負しています。
第9回目の今回は、記念特別展にあわせて柿衞本「おくのほそ道」を、清水綋治さんの朗読により、芭蕉の豊かな紀行文の世界を堪能していただきます。また東京から気鋭の俳文学者の佐藤勝明氏をお迎えし、「芭蕉・おくのほそ道 余聞」という興味深いお話をうかがいます。
庭園の台柿が赤く美しく色づく秋のひととき、芭蕉の旅の世界を心ゆくまでお楽しみください。
○ 朗読:「芭蕉・おくのほそ道」 俳優 清水綋治氏
○ お話:「芭蕉・おくのほそ道 余聞」
和洋女子大学教授 佐藤勝明氏
○ プロデュース:現代俳句協会特別顧問 宇多喜代子氏