也雲軒俳句塾

第15回鬼貫青春俳句大賞に京都府の田邉恭子さん

15歳以上30歳未満(1989年生まれから2003年生まれ)の若手俳人の発掘、登竜門として、柿衞文庫の開館20周年を記念し、平成16年に設けられた「鬼貫青春俳句大賞」。第15回目をむかえる本年の大賞、優秀賞、敢闘賞が12月15日(土)に決定しました。

第15回目となる本年は、全国各地から30作品のご応募があり、「ホトトギス」主宰の稲畑廣太郎氏、俳人の塩見恵介氏、詩人の山本純子氏、伊丹青年会議所専務理事の徐 彰宣氏、柿衞文庫館長の岡田 麗氏〔順不同〕ら5人が選考にあたりました。そして、本年の大賞には、日常を新しい視点で捉え、季語の効いた完成度の高い作品であるとして、京都府在住の田邉恭子さんの『まるい輪郭』が選ばれました。そのほか優秀賞には、加藤綾那さん(京都府)、ニキチサトさん(東京都)、星野こととさん(京都府)の3名が選ばれ、一昨年に新設された10代のかたを対象にした敢闘賞には、藤本春風さん(東京都)が選ばれました。

各賞の受賞者と主な作品は次のとおりです。

【第15回鬼貫青春俳句大賞】

田邉恭子さん

『まるい輪郭』

「拝啓とはじまる春のせせらぎは」

「青色のぶらんこ夜と待ち合わす」

「夕焼けです空を再起動します」ほか30句

【優秀賞】

加藤綾那さん

『水面』

「春愁のマネキンに肌色の爪」

「冷酒のこんなにも火を飲む心地」ほか30句

ニキチサトさん

『嘘つきの話』

「湖の遠い人から夏休み」

「あっ虹、虹 指にいくつも絆創膏」ほか30句

星野こととさん

『ポストポストアポカリプスワールド』

「押しかけてくるなり春を渡される」

「どちらかといえばさみしい(ゆきだから)」ほか30句

【敢闘賞】

藤本春風さん

『瀬戸風』

「風鈴を吊るし我が家と呼べる家」

「指先の溺るるやうに桃を剥く」ほか30句


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