展覧会のご案内

柿衞(かきもり)さんの中学時代(2019.4.6~5.26)

岡田柿衞画「姫競二葉画草紙」.jpg

柿衞文庫創設者岡田利兵衞の学生時代を直筆資料などでご紹介します

会期

  • 2019年4月6日(土)~5月26日(日)
  • 月曜日休館(ただし、4/29と5/6は開館、5/7は休館)
  • 開 館 時 間  午前10時〜午後6時(ただし入館は午後5時30分まで)

内容

  • 柿衞(かきもり)さんとは、柿衞文庫創設者岡田利兵衞のことです。「柿衞」とは、岡田家の中庭に頼山陽をはじめとする文人たちが愛でた「台柿(だいがき)」と呼ばれる柿の名木があり、岡田家の先祖が代々大切に育ててきたこの柿を衞(まも)るという気持ちを込めた号のことです。
  • 柿衞さんは、明治25年8月27日、江戸時代から続く伊丹の酒造家に父岡田正造と母たかの長男として生まれました。幼名は、真三。大正7年、26歳の時に京都帝国大学文学部国文科卒業後すぐに安本照子と結婚しますが、翌年父の逝去のため、利兵衞を襲名し、第二十二代目岡田家当主となりました。一方、梅花女子専門学校・聖心女子大学・橘女子大学などで子女の教育にも力を尽くしました。また伊丹町長・伊丹市長を歴任し、伊丹市最初の名誉市民の称号を受けています。昭和57年6月5日に89歳で生涯を終えました。
  • 柿衞さんの中学時代は、庭球部の選手で、成績は概ね学年2位か3位。夕方学校から帰宅すればオルガンを鳴らし、ピンポンをしました。休日には、友人たちと野球や伊丹池での魚釣りをし、また家族とは観月や箕面へ紅葉狩に行くなどして遊びました。好奇心は旺盛で、その対象は鳥などの生物や植物をはじめ、図画、読書、歌舞伎、相撲などにも興味を示し、数えたら限りがありません。その好奇心は、大人になっても原動力となりました。自宅の洋鳥研究所における新種の洋鳥の発見や、さらに独自の俳諧研究により文部大臣賞を受賞した著著『芭蕉の筆蹟』などは、この好奇心の成果といえましょう。
  • 今展を開催するきっかけは、昨年、伊丹市内にある古書店「みつづみ書房」より柿衞さんに関する資料を蒐集している個人コレクターを教えていただいたことによります。そのコレクションには、柿衞さんが描いた芝居絵や古画を模した作品など約120点があり、幼名である「真三」のサインが入っていて、当時の資料はとても希少です。当館では毎月柿衞さんの中学時代の日記を研究コースの講座生と一緒に読みすすめており、この新出資料によって若き日の柿衞さんをより深く追求する機会を得ることができました。
  • この展覧会では、晩年まで続いた岡田利兵衞の歌舞伎観劇および俳諧研究にも欠かせない絵画鑑賞の芽生えを楽しんでいただけたら幸いです。
  • 主な出品資料

    • 岡田柿衞画「姫競二葉画草紙」図一紙(個人蔵)
    • 岡田柿衞画「大ツクツクボーシ」図一紙(個人蔵)
    • 岡田柿衞画「寒山」図一紙(個人蔵)
    • 岡田柿衞画「蓮生坊 市川団十郎」図ほか一紙(個人蔵)
    • 「学業成績表」中学校二年生(柿衞文庫蔵)
    • 白猿筆「花びらも」句短冊(柿衞文庫蔵) ほか45点

    観覧料

    • 一般200(160)円
    • 大高生100(80)円
    • 中小生50(40)円
    • ※( )内は20名以上の団体割引料金



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