かきもりニュース

第29回柿衞賞に服部温子氏!

柿衞文庫は45歳未満の新進俳文学研究者に贈る「柿衞賞」の第29回受賞者に 服部温子氏(三重県在住)を選びました。

服部さんは「嵐雪発句「名月を家隆にゆるす朧かな」考」と題した論文で、先行注釈の問題点を指摘し、正しい典拠を踏まえた精確な解釈によって、嵐雪句のもつ趣向と情趣、そして衒学性について明らかにしました。服部さんはこれまで、嵐雪発句と古典の関係について、和歌を博捜して典拠を確定し、典拠を解釈したうえで俳諧発句を解釈するという、基礎研究を積み重ねることによって嵐雪作品の理解に新たな成果をあげており、その地道で継続的な研究姿勢が高く評価され、選考委員会全員一致で柿衞賞にふさわしいと判断されました。
なお、本年は、新型コロナウィルス感染症対策に伴い、例年6月の柿衞忌に開催しておりました授賞式・記念講演会を中止いたします。


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