かきもりニュース

第30回柿衞賞に真島望氏!

 柿衞文庫は45歳未満の新進俳文学研究者に贈る「柿衞賞」の第30回受賞者に 真島望氏(東京都在住)を選びました。

  真島さんは「新興都市江戸の事物起源辞典―菊岡沾凉『本朝世事談綺』考」および「『事蹟合考』と江戸の地誌―斎藤幸孝手沢本を中心に―」と題した論文、そして、一連の菊岡沾凉研究の業績も視野に入れての受賞となりました。

  真島さんのこれまでの業績は、江戸の俳諧師沾凉が作成した地誌への興味から派生して継続・展開したもので、現時点では江戸の地誌全般にまで及んでいます。また、地誌などの書物が諸書からの引用で織りなされているという実態を愚直に解明して可視化し、句の註釈についても丁寧に取り組まれました。このように、誠実かつ着実な研究姿勢が高く評価され、選考委員会全員一致で柿衞賞にふさわしいと判断されました。
  なお、本年も新型コロナウィルス感染症の影響により、例年6月の柿衞忌において開催しておりました表彰式・記念講演会を中止いたします。


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