柿衞賞について

第35回柿衞賞は渡邉樹さんに決定!

45歳未満の新進の俳文学研究者に贈る「柿衞賞」の第35回受賞者に、渡邉樹氏(東京都在住)が選ばれました。

このたび、第35回柿衞賞選考委員会において、渡邉さんの「七夕の朝顔 -室町詩歌における和漢の混淆-」(「國語國文」94巻3号(通号1087)、2025年3月刊行)のご論文に授与することが決定しました。
同論文は、歌語「あさがほ」が昼にはしぼんでしまうという属性と、「七夕」における牽牛と織女との1年に1度の一晩限りの逢瀬というニュアンスとを、「はかなさ」「無常感」という発想で繋ぐ詩語「牽牛花」の淵源を14、5世紀の万里集九等の五山の詩作品に求め、和漢聯句を媒介として、「七夕のあさがほ」という趣向が和歌・連歌にまで普及した可能性について論じたものです。
歌語「七夕のあさがほ」に着目することで、「室町詩歌における和漢の混淆」の実態を解き明かすことに繋がった論文で、研究の方法・目的ともにきわめて明確であるという点で高く評価されました。
なお、柿衞文庫の創設者である岡田柿衞翁を偲んで開催する「柿衞忌」では、渡邉さんの表彰ならびに受賞記念講演、代表選考委員による記念講演を開催します。
皆様お誘いあわせのうえ、是非ともご参集ください。

  • 日 時  2026年6月7日(日)開場13時/開演13時30分~15時終了予定
  • 場 所  市立伊丹ミュージアム1階 講座室(伊丹市宮ノ前2-5-20)
  • 聴講料  一般 1,000円、柿衞文庫友の会会員 500円、大学生以下 無料
  • 定 員  40名(要申込、先着順)
  • 主な内容
    • 黙祷-柿衞翁をしのぶ

    • 第35回柿衞賞の発表ならびに表彰式

    • 選考委員 代表講演 早稲田大学教授 池澤一郎 氏

    • 受賞者 記念講演 京都大学非常勤講師 渡邉 樹 氏

  • お申込み・お問合せ先  市立伊丹ミュージアム 072-772-5959(代表)

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