展覧会のお知らせ
特別展「旅する芭蕉-野ざらしを心に風のしむ身かな」 2025.6.13~7.21

岡田家22代当主・岡田利兵衞(1892~1982、号は柿衞(かきもり))が蒐集した俳諧資料をもとに、昭和57年(1982)に設立された公益財団法人柿衞文庫は、本年(2025)財団設立43年を迎えます。柿衞翁は郷土伊丹の俳人・上島鬼貫(おにつら)を出発点に、松尾芭蕉(ばしょう)をはじめとする俳文学研究に没頭し、多くの俳諧資料を蒐集しました。
その充実した蒐集品は、日本三大俳諧コレクションのひとつともいわれています。なかでも芭蕉は、柿衞翁の生涯を通じてもっとも重要な研究対象のひとつであり、40点をこえる芭蕉の直筆や関連資料が、現在も柿衞文庫に収蔵されています
芭蕉といえば「旅」を連想するように、50年の生涯において『野ざらし紀行』や『奥の細道』など幾度かの行脚生活に身をおくことによって、世俗の価値観をこえて高い精神性をもった独自の俳諧作品を生み出しました。この俳諧精神は、後世の人々にも影響を与え、今もなお魅了し続けています
本展では、芭蕉最初の俳諧行脚である『野ざらし紀行』を中心に、芭蕉の旅にかかわる資料を展示いたします。芭蕉の筆蹟をお楽しみいただくとともに、芭蕉が旅で追い求めたもの、その真摯な生き様を感じ取っていただければ幸いです。
かきもりニュース
第34回柿衞賞は古川諒太さんに決定!
45歳未満の新進の俳文学研究者に贈る「柿衞賞」の第34回受賞者に、古川諒太氏(東京都在住)が選ばれました。
「伊丹一句(19)の日」令和6年10~12月分結果発表
第35回鬼貫顕彰俳句 一般の部 俳句募集中!
かきもりトピックス
◎「鬼貫青春俳句大賞」について、現在、募集の予定はございません。ご了承いただきますようお願い申し上げます。
◎「柿衞文庫友の会」会員募集!(詳細はこちら)
◎書籍の利用について(詳細はこちら)
◎毎月19日は一句の日!(詳細はこちら→https://itami-im.jp/haiku/itamiikku/)
◎「柿衞賞」選考資料収集ご協力のお願い(詳細はこちら)