企画展「知と美の集大成―関西大学所蔵名品展」【終了しました】
建学125年を迎える関西大学には、文化・芸術の名品が数多く所蔵されていますが、その名品の数々を在学生や卒業生はもちろん、より多くの人々にご覧いただきたいという関西大学校友会伊丹支部のご要望をうけ、社会貢献事業として同大学の多大なご協力を得て、当文庫において公開いたします。
本展では、関西大学の図書館・博物館所蔵の名品から、近世~近代にかけてのなにわ・大阪文化を象徴する名品を選りすぐり、木村蒹葭堂(けんかどう)をはじめとする知の巨人たちや大岡春卜(しゅんぼく)、耳鳥齊(にちょうさい)といった大阪画壇の多彩な作家たちの個性あふれる作品を展覧いたします。
なかでも、菅楯彦(すがたてひこ)の「職業婦人繪巻」は、大正期の職業婦人のようすをうかがい知ることができる長さ14メートルにおよぶ大作で、大学外では初めての一般公開となります。
また、近世・近代のなにわ文化を代表する柿衞文庫所蔵の名品もあわせてご紹介します。
会期中には、現代のなにわの知の巨人ともいうべき元関西大学教授の肥田晧三氏をお迎えし、特別講演会を開催いたします。
会期
- 平成23年3月5日(土)~3月27日(日)
- 月曜日・3月22日は休館(ただし3月21日は開館)
- 開 館 時 間 午前10時〜午後6時(ただし入館は5時30分まで)
主な出品作品
- 関西大学所蔵名品
- ・木村蒹葭堂(けんかどう)画「花蝶之図(かちょうのず)」
- ・契沖(けいちゅう)著「万葉代匠記(まんようだいしょうき)」
- ・大岡春卜(しゅんぼく)筆「浪花(なにわ)及澱川(よどがわ)沿岸名勝図巻」
- ・耳鳥齊(にちょうさい)筆「別世界巻」
- ・菅楯彦(すがたてひこ)筆「職業婦人繪巻」《大学外初公開》
- ・北野恒富(つねとみ)筆「花の夜」 など約50点
- 柿衞文庫所蔵名品
- ・宗因(そういん)賛 西鶴(さいかく)画「花見西行偃息図(はなみさいぎょうえんそくず)」
- ・芭蕉(ばしょう)筆「ふる池や」句短冊(たんざく)
- ・木村蒹葭堂(けんかどう)編 蔀関月(しとみかんげつ)画『日本山海名産図会』より「伊丹酒造之図」 など約20点
入館料
- 一般500(400)円
- 大学生250(200)円
- 高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
特別講演会
- 「関西大学の名品を語る」
元 関西大学教授 肥田晧三氏
3月12日(土) 午後1時30分~3時 定員100名
聴講は無料です。
事前に柿衞文庫にお申込ください(電話可)»