第三回桂信子賞授賞式のご案内(1月15日)
俳句創作に加え、地道な研究活動を怠らなかった女性俳人 桂信子(かつらのぶこ)の関係資料は、平成17年11月3日柿衞文庫に寄贈され、俳句資料室が開室しました。平成21年、その開室3周年と柿衞文庫開館25周年を記念して、ここに、桂信子を顕彰し、女性俳人の活動のさらなる発展を願って、桂信子賞を制定する次第となりました。
第三回となる本年の受賞者は、『知音(ちいん)』代表の西村和子(にしむらかずこ)氏に決定しました。下記の通り、授賞式を行います。ご参加賜りますようご案内申しあげます。
- 1、日時 平成24年1月15日(日)午後1時30分より
- 2、場所 柿衞文庫 講座室
- 3、式次第
- 4、参加 聴講無料 当日受付(定員80名・先着順)
○ 桂信子賞選考委員代表による選考結果の報告
○ 授賞式
○ 西村和子氏による講演
西村和子(にしむらかずこ)
1948年、横浜市生まれ。慶応大学に入学、「慶大俳句会」で清崎敏郎に師事する。「若葉」を経て、1996年、行方克己(なめかたかつみ)と「知音(ちいん)」を創刊、代表。1987年から夫の転勤により大阪府池田市に在住し、宇多喜代子・茨木和生らと「あ句会」をもつが、この経験が古典や上方文化への造詣を深め、作品の幅をひろげることとなる。2001年以降は東京住。1984年、第一句集『夏帽子』で俳人協会新人賞、2006年に第四句集『心音』で俳人協会賞を受章。2004年に『虚子の京都』で俳人協会評論賞を受賞する。2007年には『季語で読む源氏物語』をまとめた。他に行方克己との共著『名句鑑賞読本』や、『添削で俳句入門』、句文集『春秋譜 俳句・俳景』など、その活動は多彩。とくに自らの男児二人の育児体験から、ドラマに満ちた子育ての日々の俳句表現を、子育てスナップ、子育て応援歌たるべく提案し、若き母親たちや、母になる女性を対象とした「パラソル句会」として実践している。
桂信子(かつらのぶこ)
1914年大阪市生まれ。大阪府立大手前高等女学校(府立大手前高等学校)卒。1938年、日野草城主宰「旗艦」に投句。1946年、創刊の「まるめろ」に山口誓子の『激浪』ノートを連載。1954年、「女性俳句会」創立、発起人となる。1970年、俳誌「草苑」を創刊、主宰。新興俳句出身の数少ない女性俳人。1977年、第一回現代俳句女流賞受賞。1992年蛇笏賞受賞。1994年勲四等瑞宝章受章。ほか。句集は、1949年第一句集『月光抄』、1955年第二句集『女身』、1967年第三句集『晩春』ほか第10句集まで刊行。2004年逝去。享年90歳。